商品開発アドバイザーの登山ガイド・仙石淳(せんごくじゅん)さんが、しらびそ小屋経由の静かなルートで真夏の八ヶ岳をご案内。
絶景あり、山グルメあり、山小屋での歓談あり、最後は源泉かけ流し露天風呂の夏の豪華な山旅を開催いたしました。
AXESQUINの登山ツアーでは、ただ山頂に立つのを目的にしていません。自立して登山ができる知識が身についていくよう、事前にどういったところを登るのかコースの説明と、それに沿った必要装備について講習会を行っています。事前講習会の参加は必須ではありませんが、ぜひ受けていただきたいです。
ツアー当日までに準備をしていただくために、約一カ月前に開催していますので、不足があっても十分準備する期間が設けられます。
会場は、アクシーズクインの本社にあるショールームで、週末の登山日和を潰さないよう平日の夜に開催しました。参加された皆さんはほとんどがお仕事帰り。お疲れの中ですが、みなさんとても熱心に聞いていて、質疑応答では次々に質問がでてとても積極的でした。
新宿駅西口の集合場所からバスに乗り、直接登山口まで移動するので、降りてすぐに登りはじめることができます。 準備運動を軽くして、あまりお天気が良くなかったので、レインウェアをすぐに取り出せるようにして登山スタート。
森林浴をたのしみながら、ゆったりした斜度でスタート。夏の八ヶ岳は、シラビソやダケカンバ、足元には苔やシダの生い茂る青々とした森です。その中を歩くと、一呼吸ごとに清々しい空気がからだ全体に行き渡るようです。そんな緑の登山道を進むと、2時間ほどで初日の目的地しらそ小屋に到着しました。
小屋の楽しみといえば食事の時間ですが、狭い食堂でもこの日は貸し切りなので、気兼ねなく参加者同士で交流をしたり、お酒を楽しんだりして過ごすことができました。
気軽に写真を撮ることができるのも貸し切りの良い点で、小屋の前にはかわいらしい来客もあり、沢山思い出がのこせたようです。
翌朝は目物の厚切りトーストに淹れたてのコーヒーを頂いて、エネルギー満タンで出発しました。
小屋を出発してしばらく樹林帯が続きますが、本沢温泉付近から、だんだんと木々の背が低くなってきます。本沢温泉の露天風呂を横に見ながら、徐々に角度がきつくなる登りに入ります。真夏なので、開けた尾根にでると、暑くて汗が流れ落ちてきます。そんなしんどい時にちょうど登山道の傍らに高山植物が姿を見せてくれます。
ケルンが目印に立つ最後のきつい登りを通って頂上に到着。全員無事に登頂しましたが、悪天候なこともあり、早々に下山を開始します。あいにくの天気でしたが、頂上は爆裂火口の荒々しい地層に霧がかかって神秘的な景色が見れました。
山頂を後にしてヒュッテ夏沢さんで、特別に歩荷していただいたチマキ弁当で昼食をとります。本格的な味で疲れが吹き飛んだのか、登りの遅れを取り戻す下山スピードでした。サクサク下った後は、温泉でひと汗流して、帰りのバスでそのまま集合場所まで戻り、解散となりました。
雪山に挑戦・冬の富士山(講習会付き)
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